お見合いから帰っていらした会員様がため息をつくように、「なんだか、合わないと思うから、お断りします。」と、おっしゃることが多いです。でも、初めてお会いする方なのですから、ぴったり「合う」方がめったにない事なのではないのでしょうか?

ずっと以前ですが、お見合いが終わってから、事務所に戻って来られた女性会員様に、「お見合いは如何でしたか?」と聞いたところ、「趣味も合わないし、話も聞いていて面白くないけれど、これと言ってすごーく嫌な所があるわけでもないから、もう一度会ってもいいです。」とお答えになりました。ちょっと噴出してしまいそうになるほど、可笑しなお答えでした。でも、後々、このお答えが大正解になるのです。

お見合い後の初デートは、水族館に行ったんですね。ずっと、歩き通しで、しかも彼は、その間ずっと、魚の構造やら、種類の説明やらをし続けたのだそうです。彼女は興味もなかったのですが、熱心に説明をする彼の言葉を遮るのも悪いなと言う感じで、ずっと聞いていたのだそうです。「さかなクンの説明の方が、ずっとおもしろいよ。」と、思いながら。

しかし、さすがに、「何?この人?」という、思いでいっぱいで、楽しくはなかったとか。それでも、「もう一回、会って、また同じ調子なら、お断りしよう。」と思ったのだそうです。

そして、2度目のデートの時、新宿で会った瞬間、彼が、「今日は、○○パーラーに行こうよ。」と、言って、何やら嬉しそうだったとか。そして、フルーツパフェとか甘いものを、嬉しそうに食べる彼が、「あのね、こういう所に来てみたかったんだよね。男一人じゃ、入れないじゃん。一緒に来てくれて嬉しいよ。」と、本当に嬉しそう言ったのだそうです。その顔が、とても可愛らしかったとか。「こういう顔をするんだなあ。こんな一面があるんだなあ。」と、びっくりしながらお話をしていたのだそうです。話も盛り上がったとか。

その後の二人のデートが幸せいっぱいになっていったのは、もちろんで、今はもう結婚されて、3年になります。

彼は、理系でずっと男子校だったことなどで、あまり女性の扱いに慣れていなかったんでしょうね、最初は、緊張していたんですよ。何を話していいか、わからないから、物の説明ばっかりになってしまったんですね。取りあえず、話していれば、落ち着くって感じだったようです。こういう男性は、とても多いんです。女性は、ちょっと理解してあげてもいいんじゃないかしら。

「話が合わない」から、「ダメ」にしないで、もし、嫌な人でないのなら、また会ってみたらいかがですか?