同郷の出会い

 彼はおよそ7ヶ月前にネットをとおして訪れた36才の男性K氏、どちらかと言うと、一見真面目で純粋な何処にでもいるそんな男性でした。

比較的寡黙で女性と対話ができるのかと疑問に思うくらい私には不安を感じさせました。彼は単に仕事熱心な真面目すぎるくらいのエンジニアではと思っていたのですが、私的な部分では熱烈なサッカーフアンだそうで、そのことに触れると目の色が変わるほどいきいきとした表情で話してくれたではないですか。

埼玉に本拠地を置く某人気チームのサポーターだそうです。

これを聞いたとき「あ、そうか結構やるかも」と思ったものです。入会後2ヶ月もしないうちに数人の女性とお見合いをし、その後二人の方と同時に交際になったのです。

最初の方と始めてのお見合いの時にはかなり緊張し疲れたようで、一部始終感想を述べてくれたのです。それでも、感の鋭い彼はすぐにお見合いにもなれ、お会いした女性達は必ず彼を気に入ってくれたようです。

そんな中で、九州出身の彼は同県人の彼女を射止めたのです。彼女の両親は、既に彼女とその妹の二人の娘が住む比較的近距離の関東に住所を移転しているようで、ご両親に気軽に挨拶に行けたようです。一方彼の実家は九州ということもあったのですが、彼女も地の利があるため楽しく彼の両親にお会いできたようです。二人で事務所に訪れたとき、既に西武線沿線に居を準備したそうです。お世辞抜きにお似合いのカップルとなっていましたね。

奇跡的な御縁

これから一雨ごとに又一層の涼しさを感じ、寒くも思える秋真っ盛りと言ったところでしょうか、まだまだ台風到来も予感させるこの頃ですね。

先日週末に突然男性S氏からメールが届いたでは有りませんか。
交際中だったYさんと婚約がまとまったと言うのです。
一瞬目を疑い、そんな馬鹿なと思ったほどでした。
これまで何人もの方とお見合い活動を続けてきたS氏でしたが、今度ばかりはお相手に上手く気に入って貰えたようです。

実はYさんとは一度はお断りされ、余りのショックで彼から私に相談があったのです。

私の方ではこれもご縁だから諦めて、次のステップに繋げようではないかと元気付けたつもりではあったのです。

ところが今回はなかなか諦めきれず何とかとならないものかと、真剣に話を聞いてあげたのも事実でした。ところが一ヶ月以上も経過したある日のこと、不思議なことに偶然にも電車の中でばったり再開したというではありませんか。

住まいが二人共大分遠方だったはずなのですが、一体どの辺りで会ったというのでしょう。 通常では、挨拶程度で「それじゃまた」と言い交わすぐらいではないのではないでしょうか。

ところが話が上手くまとまって、次回又会う機会を作れたそうです。

そんな甲斐あって、彼の意気込みも相当なものがあったのでしょう。良く努力した結果、なんと2ヶ月の交際後プロポーズを受けて頂いたとのことです。

事務所に二人で来た時は、既にもうすっかり夫婦気取りのお似合いのカップルになっていたではありませんか。

彼の何処が良かったのと彼女に質問したところ

「やはり誠実なところでしたね」

と、口下手でどちらかと言うと寡黙な彼も、今度ばかりは一生懸命おしゃべりをしたようです。 写真を撮ってあげたところ、とてもお似合いのカップルというのが改めて納得するところです。

奇跡的な再会した結果のご縁でした。