先日、学生時代の友人とお食事をする機会がありました。彼は、学生の頃は、大変なスポーツマンで、真っ黒に日焼けしたナイスガイでしたね。今は、弁護士として活躍されています。

当日、彼は奥様を伴って、待ち合わせ場所に現れました。初老の紳士と着物姿が美しい和風美人のカップルは、大変上品で、人目を引くものでした。二人ともすっかり落ち着いていて、長い事、連れ添ったご夫婦の「苦楽を共にして、酸いも甘いも経験して、もう何事にも動じませんよ。お互いを信頼してるからね。」という雰囲気がにじみ出ていたんです。会話中のちょっとしたときにも、相槌をうったり、顔を見合わせたり、すごく楽しそうで、羨ましいほどでした。いい結婚生活を、長い事、続けてきたんだなあと。

でも、食事をしながら、お二人の話を聞いてびっくり!! 二人は5年前に55歳と50歳でご結婚されたのだそうです。お二人とも初婚だったそうです。なぜ、ずっと独身を通してきたのか、わかりませんが、おそらくはお二人とも仕事一筋だったのでしょう。

ご主人の方は、旧家の長男でしたから、多分ご家族から、結婚+子供の事をとやかく言われたでしょうねえ。奥様は「そりゃ、自分の子供は欲しかったわよ。でも、子供には縁がなかったのよ、たぶん。若くして結婚しても、子供がいない人もいるじゃない?人生いろいろでいいのよ。そう、思うことにしているの。」と、笑いながらおっしゃいました。

仕事や趣味を思う存分、やりたいだけやって、それでいて、気持ちがぴったりあって、一緒にいると安らぐ伴侶に出逢えた、この二人は本当に幸せ者なんだなと、思いましたので、そう伝えると、二人とも、まるで合図したみたいに声を合わせて「そうだねえ!!」と、言い、大笑いをしていました。

人生ずっと心が、満たされ続けるることはないと思うけれど、熟年になって満たされるっていいですね。とても若くいられるしね。幸せは、人を美しくしますしね。

ただし、持つべきものを持っていない熟年結婚はどうでしょう?憬れる方は、備えなくちゃね。