1週間ほどまえ、婚約が決まったカップルが、当事務所に来ました。

いつも言ってしまうことですが、本当に幸せな気持ちは、好い顔を作りますよね。

一緒にいるだけで、こちらまで楽しくなってしまうような、幸せのおすそわけを戴きました。

 

それで、彼女に「彼を伴侶と決めた一番のポイント」を、聞いてみました。なんと、返ってきた答えが、「栗を茹でて、渋皮を剥いて、持ってきてくれたんですよ。」でした。

 

「そんなに、栗が好きなの?」と、とんちんかんな質問をしてしまった私に、「私はね、男性にそんなことしてもらった事がないんですよ。栗を茹でて、剥くなんて面倒くさい事ですよね。でも、そんな面倒な事を、私にしてくれたから、嬉しかったんです。」と、言うのでした。

傍らで彼が、「いやあ、そばに栗があったからだけなんですよ。」と照れていました。

 

好きな人からの好意だから、嬉しかったのでしょうが、別の考え方からすれば、手料理、お手製の食べ物を、喜ぶのは男性ばかりではないようですね。意外に女性も喜ぶのかも。

 

そういえば、私の女性の友達が、昔こんな事を言っていました。彼女3人の年子の男の子のお母さんで、子育ての期間は本当に大変だったようです。

その彼女が言った言葉で一番印象的だったのは、「あのころは美容院に行く時間がなかったけど、夫が行って来ればと言ってくれることもあったのよ。一人で美容院に行くのも嬉しかったけど、家に帰ると必ずカレーライスが作ってあるのよ。すごく嬉しかったし、すごくおいしかった。今でも、夫のあのカレーライスは最高だったと思うのよ。時々、夫と喧嘩もするけど、あの事を思い出すと、まあいいかって、赦しちゃうのよね。」です。

 

ご主人は、3人の男の子の面倒を見ながら、日頃忙しい奥様を思ってカレーライスを作っていたんですね。素晴らしい気遣いですよね。